今回は『竹取物語/かぐや姫のあらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説』として、
2分ほどで読めるように ”簡単・わかりやすく” まとめていくので、ぜひ ”平安版ファンタジー小説” をお楽しみください!
竹取物語/かぐや姫【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】
竹取物語/かぐや姫【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】
さっそく「竹取物語/かぐや姫の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】」スタート!
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竹取物語/かぐや姫【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】
今は昔、竹取の翁というもの有りけり
野山にまじりて、竹を取りつつ、よろづの事につかひけり
・ 昔、竹取の翁(おきな:おじいさん)がおった
・ 山に入って竹を取り、いろいろなものを作っていた
・ ある日の夕暮れ、翁は1本の竹が光っていることに気が付いた
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・ どうやら竹の中から光っているようで、あけてみると中には3寸(約9cm)ほどの小さな赤ちゃんがいた
・ 翁は「子供がいない私たちに、神様が授けてくれたに違いない」と思って、その赤ちゃんを家に連れて帰った
・ 家に帰ると妻も大喜びで、すぐに赤ちゃんに夢中になった
・ 翁が赤ちゃんを拾ってからというもの、翁は竹取に行くたびに黄金の入っている竹を見つけた
・ そのため、翁はどんどんと裕福になっていった
・ ところで、赤ちゃんはどういうわけか成長がすこぶる早く、3カ月もすると10歳の美しい少女にまで成長した
・ 翁たちはその子を「なよたけのかぐや」と名付けて、家の中で人目に触れないよう大切に育てた
・ しかし、かぐや姫の美しさはすぐさま噂となって都まで届き、5人の貴公子がかぐや姫に求婚した
・ かぐや姫は乗り気ではなかったが、翁たちは彼女の将来を思って結婚話を受け入れた方がよいのではないかと考えるようになっていった
・ それでもかぐや姫は結婚する気などなく、「私が望むものを持ってきてくれた方と結婚いたします」といって、5人にそれぞれ難しい代物を要求した
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1、天竺(てんじく)にある仏の御石(みいし)の鉢 ⇒ 近くにあった適当な鉢をもってきて× 2、蓬莱(ほうらい)の玉の石 ⇒ 偽物を作って× 3、火鼠(ひねずみ)の皮衣(かわぎぬ) ⇒ 大金を使って偽物を買ってしまい× 4、龍の首に光る玉 ⇒ 船旅で嵐に巻き込まれ× 5、燕(つばくらめ)の子安貝(こやすがい) ⇒ 燕の巣から落ちて×
・ こうして、5人の貴公子は誰一人、かぐや姫の要求を満たすことができなかった
・ そのうち帝までもがかぐや姫に求婚するが、かぐや姫は「宮仕えするくらいなら死にます」といってまったく取り合わなかった
・ 3年ほどがたった頃、かぐや姫は月を眺めて何か考えていることが多くなった
・ そしてついに、かぐや姫は翁たちに「私は月の人間で、もうすぐ帰らなければなりません」と伝える
・ 帝はかぐや姫を返すまいと尽力するが、8月15日の夜、かぐや姫は ”天の羽衣(てんのはごろも)” をまとって、月へと帰っていった
・ 帝はかぐや姫が授けてくれた「不死の薬」を、天に一番近い山で焼かせた
・ 以来、その山は ”富士の山” と呼ばれている
以上、「竹取物語/かぐや姫の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】」でした!
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竹取物語/かぐや姫【読書感想文・解説】
ここからは、ごく簡単に「竹取物語/かぐや姫【読書感想文・解説】」についてまとめておきます。
「竹取物語」はご存じのように
仮名文字で書かれた日本で一番古い物語
です。
ちなみに「仮名文字で書かれた最初の ”日記”」は何だかご存じでしょうか…?
正解は935年以降に書かれた
ですね。
「竹取物語」が書かれたのは、平安時代の前期にあたる900年頃で、
当時はまだ漢詩・漢文が中心で、仮名文字はそれほど普及していませんでした。
そんな時代に、非常に読みやすい表現で ”仮名文字” を多用しつつ、
中国の漢籍を取り入れ、知的な読み物でもあったことから、”平安文学の元祖” として昔から人気があったようです。
ストーリーの概要としては
1、おじいさんが「かぐや姫」を発見
2、月から養育費が与えられ、一気にお金持ちになる
3、かぐや姫はすぐに成長するが、いつか月に帰らなければいけないので結婚は拒否する
4、皆が止めようとするが、かぐや姫は月に帰ってしまい、形見の ”不死の薬” を撒いた山が ”富士山” と呼ばれるようになる
という流れです。
かぐや姫の話を全く知らない人はいないと思いますが、
”求婚した5人の男性に無理な要求をした” や ”帝の求婚も無下にした” とだけ聞くと、
かぐや姫がイジワルな悪者のような感じがするかもしれませんね。
しかし実際の「竹取物語」の文中では、かぐや姫は本当にいい性格の女の子という表現が徹底されているので、
”どんな事情があるんだろう…?” という考えの方が先行します。
また、当時は一般向けの簡単な小説が少なかったので、
ファンタジーな世界に少年少女が憧れ人気が高まっていったのかもしれませんね。
「竹取物語」は現代語訳なら中学生、原文でも高校生レベルなら十分に読めると思うので、
お時間のある方は全文を一読してみてはいかがでしょうか?
2万文字くらいと短めなので、ちょっとした暇つぶしにおススメです!
以上、『竹取物語/かぐや姫の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】』でした!
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
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