葵の上/源氏物語|どんな人だった?【3分で総まとめ!】

更新日:

 

今回は『葵の上(あおいのうえ)/源氏物語』として

1、【葵の上】ってどんな人?

2、【葵の上】と【光源氏】の関係は? 

の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。

スポンサーリンク

ad

葵の上/源氏物語/どんな人だった?

 

【葵の上】ってどんな人?

 

まずは『【葵の上】ってどんな人?』から。

 

簡単に「葵の上」の人柄をまとめると、

「葵の上」まとめ
家系は?  左大臣の娘(身分が高い
年齢は? 16歳(登場)~26歳(死去)
性格は?  冷たい・感情の起伏が乏しい・プライドが高い
容姿は? 美しい
夫は? 「源氏」のみ
子供できた? 夕霧(ゆうぎり;「源氏」の長男)
源氏との関係は? 正妻

スポンサーリンク

ad

「葵の上」をひとことで表現すると、

怒りも笑いもしない、氷の姫様

といった感じです。

 

「葵の上」の

父親は左大臣と ”超偉い人” (2番目)

だったので、彼女は

お嬢様として感情を表に出さない教育

を受けてきました。

 

そのため

「葵の上」は大人になってもひどくクール(冷淡)な性格のまま

で、16歳のときに12歳の「源氏」と政略結婚させられますが、

「源氏」にもずっと冷たい態度

を取っていました。

 

「源氏」としても初めての妻とうまくいかず、そのうち

「六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)」という魅力的な女性のもとへ通いつめる

ようになっていきます。

 

それでも「葵の上」はクールな冷たい態度を崩そうとせず、「源氏」に不満の1つも言うことはありませんでした

 

しかし、内心では快く思っておらず

『葵祭(あおいまつり)』で「六条御息所」の席を奪い取る(車争い)

というイジワルをやってのけます(詳しくは『六条御息所』の記事で)。

 

「葵の上」としては、「源氏」が「六条御息所」のもとに通うようになってから

 「源氏」が徐々に女の扱いがうまくなっていくこと

 源氏の心がどんどん自分から離れていくこと

 待つだけしかできない自分がみじめなこと

といった負の感情がたまりにたまってのイジワルだったのでしょう。

 

しかし

「六条御息所」も「葵の上」に負けず劣らずプライドが高い

うえに

嫉妬深い女性

だったため、最終的には

「六条御息所」の生霊によって彼女は殺されて

しまいます。

 

「六条御息所」の生霊は

ちょうど「源氏」との子供(のちの夕霧)を出産するとき

に現れ、それは

「葵の上」自身に心境の変化が表れ始めたとき

でした。

 

子供ができるまでは

本当に感情があるのかわからない女性

でしたが

身ごもってからは感情を表に出すようになり、態度も柔和になって

いました。

 

「源氏」も再び「葵の上」のもとに戻ってきていたので

これからようやく本当の結婚生活が始まる

というときに彼女は殺されてしまったのです。

 

逆に言えば

「源氏」と自分の子供に愛情を持ってしまったからこそ、「六条御息所」の嫉妬を買い

呪い殺されてしまったのかもしれませんね。

 

結局、「葵の上」は幸せを目前にして命を落としました

 

唯一の救いは、子供だけは無事健康に生まれてくれたことでしょうか。

 

以上、「【葵の上】ってどんな人?」でした。

では、簡単に「葵の上」と「源氏」の関係についてもみていきましょう!

スポンサーリンク

ad

【六条御息所】と【光源氏】の関係は?

 

続いては『【葵の上】と【光源氏】の関係は?』です。

 

まずは簡単に2人の関係をまとめておきます。

 

【葵の上】と【光源氏】の関係
出逢いは? 結婚のとき(「葵の上」16歳、「源氏」12歳)
初めて男女の仲になったのは? 結婚初夜
夫婦生活はどうだった? すぐに破綻気味に。「源氏」は他の女性のもとへ浮気する
「葵の上」は「源氏」をどう思っていた? ただの政略結婚した夫。「源氏」の浮気は自分のプライドが許さなかったが、感情的に非難はしていない。しかし子供ができてからは「源氏」を 大切に思うように。
「源氏」は「葵の上」をどう思っていた?  冷たく一緒にいても楽しくない女性。しかし子供ができてからは彼女を大切にし、彼女が亡くなったときには悲しみに暮れた。

スポンサーリンク

ad

「葵の上」と「源氏」の関係は

”子供ができる前” ”子供ができてから” ではだいぶ違う

という特徴があります。

 

”子供ができる前” は

「葵の上」が「源氏」に感情をみせることはなかった

ため

2人の間に「愛」と呼べるような感情は芽生えていなかった

のですが、お互いに初めての子供ができると

互いに大切に思い、「葵の上」も感情的になって

いきます。

 

しかし、すでに述べたように

2人が愛し始めた矢先に「葵の上」は殺されてしまう

という悲しい結末です。

 

「葵の上」は源氏物語上で最も不憫な女性かもしれませんね。

 

以上、「【葵の上】と【源氏】の関係」について簡単にまとめました。

これにて『葵の上/源氏物語ーどんな人だった?【3分まとめ】』は終了です!

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

Aoi no ue-Genjimonogatari

ad

ad

-源氏物語
-あらすじ, 要約, 名作, 源氏物語

Copyright© 読書のお時間(HOME) , 2024 AllRights Reserved.