「オーディオブック」とは、本の中身をプロの方が読み上げた ”音” を販売している「聞く読書」のサービスです。
通勤や通学時間にも気軽に読書できるうえに、語学や資格の勉強用に適しているということもあって、
最近メディアで取り上げられたので「オーディオブック」という言葉だけは聞いたことのある方が多いかもしれません。
オーディオブック サンプル音声
オーディオブックを販売している代表的な会社は「audiobook.jp」ですが、
「購入が簡単」で「会員数や作品数も多い」といったメリットがある一方で、
「書籍を購入する場合と同じくらいの値段がする(月額750円の聴き放題サービスを除く)」、「商品の種類がやや少ない(国内では最大)」…といったデメリットもあります。
今回は『オーディオブック|口コミ・評判~価格まで徹底比較!"VS オーディブル"』として、
オーディオブックの販売店である audiobook.jpの「メリット・デメリット」「他社とのサービス・価格比較」、
「評判と口コミ」「購入方法と使い方」などを画像付きでわかりやすく説明していきたいと思います。
※ 2023年7月23日追記
2023年7月キャンペーンで「30日間無料で聴き放題キャンペーン」を実施中のようです。
これからはじめてオーディオブックを楽しむ方にはちょうどいいタイミングかもしれませんね。
※ 詳しくは公式サイト( https://audiobook.jp )でご確認ください
オーディオブック/audiobook.jp|口コミ・評判~価格まで徹底比較!"VS オーディブル"
オーディオブック/audiobook.jpとは?|アマゾンAudible(オーディブル)と比較
先ほど述べたように、「オーディオブック」は本の内容が読み上げられた「聞く本」です。
通勤や通学といった ”すきま時間の活用” 、”語学・資格勉強用”、
さらに 読書がつらくなった年配の方などの ”新しい読書スタイル” として利用されています。
オーディオブックの販売サイトとして「audiobook.jp」と「アマゾンのAudible(オーディブル)」が有名ですが、
今回は「利便性」と「サービスと費用」の面から「audiobook.jp」を中心に紹介します。
audiobook.jp とAudible の違いを簡単に比較すると、
audiobook.jp | Audible(オーディブル) | |
価格 | 1冊ごとに購入(月額750円で聴き放題) | 月額1,500円で聴き放題(退会後は視聴不可) |
利用方法 | アプリ、ダウンロード(MP3)可能 | スマホアプリのみ |
種類 | 23,000冊以上 | 日本語10,937冊、英語362,716冊 |
会員数 | 30万人以上 | 不明 |
人気商品の取り扱い | 多い | 中 |
朗読 | ナレーター、有名声優 | ナレーターが中心 |
比較した結果をまとめると、
価格の比較
・ audiobook.jpでは1冊ごとに購入可(月額聴き放題サービスあり)、オーディブルでは月額料金制のみ
⇒ audiobook.jpの方が優秀
種類の比較
・ audiobook.jpでは日本語朗読が23,000冊以上、オーディブルでは日本語は10,937冊だけだが英語朗読が362,716冊ある
⇒ 日本語で聴きたい人にはaudiobook.jp、英語で聴きたい人にはオーディブルの方が優秀
利用方法(利便性)の比較
・ audiobook.jpでは音源を落とせ種類豊富、Audibleはスマホアプリ経由の利用で種類は比較的少ない
⇒ audiobook.jpの方が利便性で優れている
「Audible(オーディブル)」の最大の魅力は「英語版の朗読が多い」という点にあるため、童話・小説などを【英語で聴きたい人】にはオーディブルの方が圧倒的におススメです。
有名な作品であれば「audiobook.jp」にも英語版は存在しますが、全体として数が少ないので【基本的にすべて英語で聴くつもりの人】は最初から「Audible(オーディブル)」を選んでおいた方が良いでしょう。
逆に【英語で(有名作品以外を)あまり聴くつもりのない人】は「価格」「種類」「利用しやすさ」「月額会員の安さ」でいずれも優れている「audiobook.jp」で選ぶべきでしょう。
まずは audiobook.jpのメリットとデメリットを読んで、ご自身の希望に合っているか確認してみてください。
オーディオブック/audiobook.jp|メリット・デメリット
「オーディオブック audiobook.jp」の代表的なメリットを5つ、デメリットを3つ説明します。
オーディオブック/audiobook.jp|5つのメリット
1、通勤・通学など ”すきま時間” で読書ができる
2、”朗読ならでは” の感覚や臨場感を味わえる
3、”~しながら” 読書ができる
4、”耳から聞く” ことで効果的に語学・資格の勉強ができる
5、本を読むことが苦手・困難な方でも ”気軽に何度でも” 読書ができる
通勤・通学など ”すきま時間” で読書ができる
通常の紙の本では、通学や通勤時に読書をしていると乗り物に酔ったり、乗り過ごしたり、
人にぶつかったり…といったデメリットがありますが、オーディオブックであれば耳だけを使うので安心して読書ができます。
また、散歩やジョギング中などに利用することもできるので「安全に外出先で読書できる」というのは大きなメリットです。
”朗読ならでは” の感覚や臨場感を味わえる
プロのナレーターや声優の方が、作品に合った口調で朗読してくれるため、
目で読むだけでは味わえない ”朗読ならでは” の臨場感を味わうことができます。
特にサスペンスやミステリー作品では、これまでと少し違った形で読書を楽しむことができます。
また、現代文学の名作である「伊豆の踊子/川端康成」や「こころ/夏目漱石」などは100~500円程度で販売されているため、
読書が苦手な中高生でも理解しやすくお勧めです。
ただし、”目で読む読書” ならではの「臨場感」や「想像の自由さ」は失われてしまうかもしれません。
”朗読” は大きなメリットであると同時に デメリットでもあります。
”~しながら” 読書ができる
人によっては「”~しながら” 読書できる」というのが一番のメリットかもしれません。
掃除や洗濯、子育て、勉強…など ”何かをしながら” オーディオブックで読書ができます。
特に普段からラジオをよく聞いている方は、大きな違和感を感じることなく受け入れられると思います。
個人的には就寝前にオーディオブックを聞いて、いろいろと想像・妄想しながら眠りにつくというのが至福の日課です。。。
”耳から聞く” ことで効果的に語学・資格の勉強ができる
人間が記憶を定着させるには「見る」「聞く」「動く(動かす)」の3つのいずれかが必要ですが、
オーディオブックであれば3つすべてを活用して効果的に学習ができます。
例えば 英語を勉強する場合、オーディオブックで英語を聞きながら、
英文を書き出して復唱するーという最も脳に効果的なシャドウイング(Shadowing)も可能です。
audiobook.jpの場合には「ゆっくり読み上げる」機能があるため、
ご自身に合った速度で繰り返し聞いて、徐々に英語脳にしていくことが効率的なようです。
かつて話題になった「スピードラーニング」と同じ要領ですね。
本を読むことが苦手・困難な方でも ”気軽に何度でも” 読書ができる
「中高生の読書離れが進んでいる」…という記事を見るたびに残念でなりませんが、
そういった ”読むことが苦手な方” でも気軽に読書を楽しめる点はオーディオブックの大きなメリットです。
「活字ばかりで読む気が起きない」という学生の方でも、ラジオや音楽を聴くように読書することができます。
また、ご年配の方で ”視力や体力の低下” などによって活字を読むことが困難になった方でも、
もう一度 気軽に読書を楽しむことができることも大きなメリットです。
さて、続いてはデメリットです。
オーディオブック/audiobook.jp|3つのデメリット
1、1冊ごとに購入費がかかる
2、商品が23,000冊とまだ少ない
3、パソコン・スマホに不慣れな方にとってはダウンロードが少し大変
1冊ごとに購入費がかかる
audiobook.jpではオーディオブックを1冊ずつ購入する必要があるため、読みたい本の数だけ費用がかかります(月額750円の会員になると聴き放題ですが最新巻は対象外;詳しくは公式サイト https://audiobook.jp で要確認)。
基本的に、新書に関しては書店の定価に近い値段で、過去の有名作については100~1,000円程度で販売されています。
一例を示すと、
価格 | 再生時間 | |
嫌われる勇気(ビジネス・自己啓発) | 1,620円 | 7時間16分 |
火花(人気小説) | 1,296円 | 4時間25分 |
英語は「インド式」で学べ!(語学) | 1,620円 | 5時間47分 |
星の王子さま(童話) | 1,296円 | 3時間13分 |
伊豆の踊子/川端康成(過去の名作) | 309円 | 1時間25分 |
※ 2019年1月15日時点
オーディオブックの価格は、再生時間や朗読している声優などによっても変動するため、詳細な価格は公式サイトでご確認ください。
商品が23,000冊とまだ少ない
多くの方にとって「商品の少なさ」が一番のデメリットだと思います。
アメリカでは書店に必ずと言っていっていいほど「オーディオブックコーナー」があるのに対して、
日本ではまだオーディオブックは発展途上で商品が少ない段階です。
誰もが知っている有名作や人気商品は比較的オーディオブック化されていますが、
それでも商品の種類は限られています。
例えば小説の場合、”宮部みゆき” さんや ”百田尚樹” さんの作品は置いてありますが、”綾辻行人” さんの作品は置いてありません。
おそらく今後は欧米並みに市場規模が伸びて 商品数は増えていくと思いますが、
現状では希望の商品が手に入らないかもしれません。
※ 2015年オーディオブック市場規模:アメリカ1600億円、日本50億円
パソコン・スマホに不慣れな方にとってはダウンロードが少し大変
オーディオブックはインターネット経由で購入する必要があり、
ネットに慣れていない方にとってはスマホアプリの使用や音源のダウンロードは少し大変に感じるかもしれません。
後ほど「オーディオブックの購入方法や使い方」について できる限りわかりやすく説明しますが、
それでも不慣れな方にとっては書店で本を購入するように簡単にはいかないでしょう。
さて、これまで「オーディオブック audiobook.jpの5メリット・3デメリット」を紹介してきましたが、
具体的にどんな方に「オーディオブック audiobook.jp」がお勧めなのかも説明しておきましょう。
オーディオブック/audiobook.jpはどんな人におすすめ?
通勤・通学・家事など ”空いた時間” を有効活用したい
オーディオブックは聴覚だけを使えばいいので、書籍を読むよりも安全に読書・勉強ができます。
通勤・通学や掃除・洗濯などの ”スキマ時間” をスキルアップなどに有効活用できます。
効果的に語学・資格の勉強をしたい
耳から学ぶことで効率的に学習ができます。
特に英語などの語学は聞き流しているだけでも ”英語脳” に徐々に変化していくと言われているため、
通勤・通学など「毎日の生活サイクル」の中にオーディオブックを聴く習慣をつけることが非常に効果的です。
今までと違った読書での楽しみたい
”朗読ならでは” の演出や臨場感を味わえるため、通常の目で読む読書とは違った趣を感じられます。
その一方で、”想像の自由さ” は一部失われるかもしれません。
活字を読むのが苦手・困難な人
文字を読むことに抵抗がある中高生や、視力・体力の衰えてしまったご高齢の方でも気楽に読書を楽しめます。
また、紙の本と違って「何度も繰り返し聞きたい」と感じることもオーディオブックの魅力の1つです。
無料で読書をしたい
オーディオブック audiobook.jpでは「1冊ごとに購入費がかかる(月額750円の会員になれば聴き放題)」ため、無料で読書をしたいという方には audiobook.jpは向きません。
紙の書籍になってしまいますが、図書館を利用したり、ブックオフなどで古本を購入しましょう。
パソコンまたはスマホを持っていない
オーディオブックを再生するには、パソコンかスマートフォンのどちらかが必須です。
こちらのサイトをご覧の方は大丈夫だと思いますが、ガラケーでご覧の方や公共施設のネット設備をご利用の方は紙媒体で読書を楽しみましょう。
さて、続いては「オーディオブック/audiobook.jp」の評判と口コミを紹介します。
オーディオブック/audiobook.jpの口コミ・評判
これまで「audiobook.jp/オーディオブック」のメリット・デメリット、他社との比較…など説明してきましたが、
実際に利用した方の意見(評判・口コミ)も調べました。
Twitterのコメントから良い評価と悪い評価を紹介します。
audiobook.jp/オーディオブックの良い評価・口コミ
雨でバスの進みが遅い。神奈さん朗読のオーディオブックを聴く。ええ声。
— バーガーじゃなくてすまない。 (@tsukimi1127) 2016年9月20日
本を読むのが嫌いという人は、オーディオブックがオススメ。ipodに入れておけば通勤中でも就寝前でも作業中でも聞くことができる。一日中流して、暗記するぐらい聴き込むことで膨大な知識を手に入れることができる。聴く勉強はめちゃくちゃ効率的。
— 働きたくないクズ大学生タイキ (@kinisinai001) 2016年9月19日
iPhoneをカーステで聞いていました。
今も電車では大抵何か聞いています。
アメリカでは車通勤が主流ですので、
ビジネス書や小説もオーディオブック
で聞くことが普及しています。— 鈴木 大介 (@suzuki_daisuke1) 2016年9月19日
audiobook.jp/オーディオブックの悪い評価・口コミ
オーディオブックって聴いたことないなあ 向いてない気はするけど
— NYANPOO (@NYANPOO) 2016年9月19日
オーディオブックはなかなか具体的な利用方法がつかめなくてやめてしまった。出勤の移動は徒歩で約15分。往復で30分。この時間に聞いていたが、歩いている時間も色々と考え事をしていて耳からのインプットになれることができなかったです。 #lifehackingjp
— takaki kobayashi (@takaki_co8ya4) 2016年9月18日
月数回の長距離電車
何か有効利用したいなぁ
オーディオブックとか良さそうやけど、どうやって始めたら良いんやろ?— ゆき (@yukihana_) 2016年9月17日
Twitterの良い評判・口コミでは「時間を有効活用できる」や「朗読の声がいい」といった内容が目立ったのに対して、
悪い評判・口コミでは「短い移動時間では集中できない」「購入方法・使い方がわからない」という内容がいくつか見られました。
確かに10分ちょっとの短い移動時間だけでは、なかなか読書に集中できないかもしれませんね。
また、良い評判の方で「声がいい」というものを多く見つけましたが、この点に関しては好みや声優によると思うので、
作品を購入する前に必ずその作品の「サンプル音声」を試聴するようにしてください!
ほぼ全作品に視聴サンプルがついているので、事前に”朗読” に納得した商品だけ購入しましょう。
さて、最後に「オーディオブック/audiobook.jp」の購入方法と使い方を画像付きで丁寧に説明しておきます。
オーディオブック/audiobook.jpの購入方法・使い方
ここからは「オーディオブック/audiobook.jp」の購入方法・使い方の具体的な流れを説明していきます。
特に難しいことはありませんが、念のため画像付きでわかりやすく説明していきます。
今回は私も新しいアカウントを作って、一緒に購入するところまで手続きしたいと思います。
ステップ1 オーディオブック/audiobook.jpのサイトにアクセス|購入方法・使い方1
1、まずは https://audiobook.jp をクリックしてサイトへGO!
ステップ2 オーディオブック/audiobook.jpに登録|購入方法・使い方2
1、ページ右上の「新規登録」をクリック
2、「メールアドレス」「パスワード」「お名前」「生年月日」「性別」を入力して、「入力内容を確認する」をクリック
ステップ3 オーディオブック/audiobook.jpで商品を購入する|購入方法・使い方3
1、会員登録が終わったら、購入したい商品を選ぶ
ここで「月額会員」の案内が出てくるのでちょっと説明します。
月額会員には大きく2種類あって、内容は以下の通りです。
月額聴き放題会員 | 月額ポイント会員 | |
月額料金 | 初月 0円
2ヵ月目以降 750円 |
月額300~30,000円 |
特典 | 最新本・ベストセラー本など一部を除いて聴き放題 | 月額費+7~20%分のポイント付与(最新巻・ベストセラー本を購入するときに会員になるべし) |
基本的に「オーディオブックが自分に合っていると分かってから」会員になる方が安心だと思うので、最初の1冊は単品購入(1冊のみ購入)する方がおススメです(ただし月額会員の方がお得なのは確かなので、サンプル音声を聴いて良いと感じた人なら最初から会員でOKかも)。
2、支払方法を選ぶ
支払方法は「クレジットカード」か「キャリア決済(スマホ料金からの支払い)」を選べます。
3、購入が終わったら「本棚をみる」をクリック後「ダウンロード」
6、ダウンロードが完了したら、オーディオプレーヤーに移動させる or スマホアプリで聴く
※ スマホをご利用の方は次のステップで詳しく説明します。
ステップ4 オーディオブック/audiobook.jpでスマホアプリで聴く|購入方法・使い方4
1、audiobook.jpアプリのインストール
「App Store(iPhone)」か「Google Play(Android)」で「audiobook.jp」アプリをインストール
2、audiobook.jpに登録したメールアドレスでログイン
3、「本棚」タップし、ダウンロードしたいオーディオブックを選択して「ダウンロード」
以上でオーディオブック/audiobook.jpの会員登録は終わりです。
ごゆっくり読書をお楽しみください。
以上、『オーディオブック(audiobook.jp)|口コミ・評判~価格まで徹底比較!"VS オーディブル"』でした!
お読みいただきありがとうございました。