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『女三の宮/源氏物語』ーどんな人・性格だった?【5分で総まとめ!】

更新日:

 

今回は『女三の宮(おんなさんのみや)/源氏物語』として、

1、【女三の宮】ってどんな人・性格?

2、【女三の宮】と【光源氏】の関係は?

の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。

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女三の宮/源氏物語/どんな人・性格だった?

 

【女三の宮】ってどんな人・性格?

 

まずは『【女三の宮】ってどんな人・性格?』から。

 

簡単に「女三の宮」の人柄をまとめると、

「女三の宮」まとめ
家系は?  源氏の兄「朱雀帝」の子供(身分は高い)
年齢は? 歳(登場)~歳(死去)
性格は? 甘えん坊・教養がない・自主性がない
容姿は? かわいい・幼い
夫は? 源氏
(実の)子供は? 不倫相手との間にできた「薫(かおる)」
源氏との関係は? 正妻

 

「女三の宮」をひとことで表現すると、

ただ可愛いだけの甘えん坊で、めんどくささMAXのトラブルメーカー幼女

といった感じです。

 

「女三の宮」は

「源氏」の兄「朱雀院(すざくいん)」の娘

なので、

「源氏」の姪

にあたるのですが、

「朱雀院」は出家するにあたって娘の今後が心配

だったので、

「源氏」に妻として迎え入れるよう

お願いしたのです。

 

「なぜ女好きの源氏なんかに大事な娘を託すの…?」

と不思議に思うかもしれませんが、

「朱雀院」は「源氏」のことが大好き

で、

「源氏」は身分が高く、権力もトップクラス

だったため、

娘を大事にしてくれると勘違い

していたわけですね。

 

「朱雀院」は、妻の「朧月夜」を「源氏」に寝取られた

経験があるのに、どうやら忘れてしまったようです(一応、20年前の出来事ですが…)

 

「源氏」としては、

兄のお願いは立場上断れない

ため、

「女三の宮」との結婚を承諾する

ことになります。

 

しかし、問題だったのは「女三の宮」の

”年齢” と ”性格”

です。

 

まず ”年齢” は、

「源氏」 ⇒ 40歳

「女三の宮」 ⇒ 14歳

と ”26歳差” もあります。

 

現代の感覚でいっても考えにくいですが、

当時の寿命は50歳ほど

なので、今でいう

”65歳” と”22歳” の夫婦

といったイメージに近いです(ちなみに、乳児死亡率が高いため平均寿命は35歳ほど)。

 

また、”年齢” に加えて

「女三の宮」の性格

も問題アリアリでした。

 

「女三の宮」は

上流貴族の身分(天皇の娘)

とは思えないほど

知識・教養がない

うえ、

自分の意志がなく甘えん坊

という性格です。

 

そんな自主性のない「女三の宮」は

「源氏物語」有数のトラブル

を数々引き起こしていきます。

 

彼女のトラブルはほとんどが「源氏」がらみなので、さっそく「女三の宮」と「源氏」の関係についてみていきましょう!

以上、「【女三の宮】ってどんな人?」でした。

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【女三の宮】と【光源氏】の関係は?

 

続いては『【女三の宮】と【光源氏】の関係は?』です。

 

まずは簡単に2人の関係をまとめておきます。

 

【女三の宮】と【光源氏】の関係
出逢いは? 源氏の兄「朱雀院」の勧めで(「女三の宮」14歳、「源氏」40歳)
「女三の宮」にとっての「源氏」は? 父の勧めで結婚することになった夫
「源氏」にとっての「女三の宮」は? 仕方なく結婚した幼子
事実上の正妻「紫の上」の反応は? 「源氏」が40歳にもなって正妻を迎えたことに大ショック
なぜ「女三の宮」は不倫をした? 意志が弱く、はっきりと断れなかった 
不倫相手「柏木」はどうなった? 「源氏」のイジメと「女三の宮」にフラれたショックで衰弱死 
 「女三の宮」の有名な恋歌は?

「女三の宮」が不倫相手の「柏木」に送った恋歌 ↓

『立ち添ひて 消えやしなまし 憂きことを 思ひ乱るる 煙くらべに』

⇒ 私も煙となって あなたと一緒に消えてしまいたい思いです。そうすれば、どちらが本当につらく思い悩んでいるかもわかるでしょう…

 

「女三の宮」と「源氏」の出逢いは、先ほど話したように

兄「朱雀院」の勧め

です。

 

「女三の宮」は確かに

かわいい

のですが、

ただかわいいだけ

で、

「源氏」は女性としての魅力は感じられなかった

ため、「女三の宮」は

「源氏」から相手にされていない

日々が続きます(男女の関係にはあります)。

 

そんなある日、

「柏木(かしわぎ)」←「源氏」と「葵の上」の息子「夕霧」の親友

という男が事件を起こします。

 

「柏木」は

宴の時に偶然みかけた「女三の宮」に一目ぼれ

してしまい、

気持ちを抑えきれずに「女三の宮」に夜這い(今でいうレイプ)

をします。

 

「女三の宮」は

突然襲ってきた「柏木」を拒否はする

のですが、

強く拒絶することはできず

そのまま犯されてしまいます。

 

その後、「女三の宮」は

過ちを犯してしまったと涙を流す

のですが、

「源氏」に相手にされない寂しさ

自分の意志の弱さ

状況に甘えたがる性格

などのせいで、

「柏木」との不倫関係はずっと続いて

いきます。

 

そして、ついに

「女三の宮」は「柏木」の子を身ごもる(のちの「薫(かおる)」)

のです。

 

この

「女三の宮」と「柏木」の不倫関係

は、まさに

「藤壺(ふじつぼ)」と「源氏」の不倫関係

とそっくりな構図で、

「源氏」は昔自分がした大罪を、そっくりそのまま「柏木」にしてやられた

わけですね。

 

「源氏」が

「女三の宮」と「柏木」の不倫

に気がついたのは

「女三の宮」が妊娠したあと

と、

かなり遅くまで気づくことはできません

でした。

 

「源氏」としては

仕方なく「女三の宮」を妻にしただけ

で、

別に愛してはいなかった

ため、

ほとんど彼女のもとに通わなくなっていた

ことで気づくのが遅れたのですね。

 

正直、「源氏」にとって

「女三の宮」はどうでもいい女

だったのは確かですが、それでも

世間体

モテ男のプライド

妻の不倫など許せるはずもありません

 

「源氏」は

ネチネチと嫌味をいうなど「柏木」を徹底的にイジメる

ようになり、

「柏木」は心が病んで

いきます。

 

「女三の宮」の方も

罪悪感に苛まれ

続け、

出産でもつらい経験

をし、最後には

世俗から離れたいと出家をする

ことになります。

 

「女三の宮」の出家にショックを受けたのは

「柏木」

で(出家すると逢えなくなるため)、

「柏木」は生きる気力を失って衰弱死

します。

 

結局、「女三の宮」は

ただその場の状況に流されるだけ

で、

すべてに甘えていた

せいで、関わった人をみなを不幸にしていったのです。

 

「源氏」は不倫相手との子供を育てる

ことになり、

「柏木」は失恋し衰弱死

し、

「朱雀院」は娘がボロボロになっていることで「源氏」に憤り

「紫の上」は「源氏」にまた裏切られたと絶望

し、やはり誰一人幸せになってはいません

 

しかし、一番不幸だったのは

「女三の宮」本人

でしょう。

 

愛を知らないまま、

見ず知らずの男に強姦

され、

夫からは見向きもしてもらえず

出産した息子を愛することもできず

自分の気持ちすらわからないまま若くして出家する

という

人任せの人生

だったわけですから…。

 

確かに「女三の宮」は

トラブルメーカー

だったのですが、一方で

時代に流された可哀そうな幼子

というイメージが強く残ります。

 

以上、「【女三の宮】と【源氏】の関係」についてまとめました。

これにて『女三の宮(おんなさんのみや)/源氏物語ーどんな人だった?【5分まとめ】』は終了です。

ご朗読ありがとうございました<(_ _)>

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