徒然草/兼好法師【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】

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今回は『徒然草/兼好法師のあらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説』として、

2分ほどで読めるようにわかりやすく簡単に” まとめていくので、どうぞ ”人生の教科書” をお楽しみください!

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徒然草/兼好法師【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】

徒然草/兼好法師【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】

 

さっそく「徒然草/兼好法師の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】」スタートです!

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徒然草/兼好法師【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】

【冒頭(序段)】

つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ

(とくにすることもなく退屈だったので、1日中すずりに向かって、心に浮かんでくるいろいろなものを、ただ書きなぐっていると、妙に夢中になって気が変になりそうだ)

【第7段】

命長ければ、恥多し

・ 人間が永遠に生き続けるならば、どれほどつまらないものだろう

・ 命は限りあるからよいのだ

・ この世に生きるものをみると、人間ほど長生きする生物はいない

・ かげろうは夕方には死に、セミも春や秋を知らずに死んでいく

・ そう考えると、1年間をしみじみと暮らすだけでも、のんびりと長く感じられだろう

・ もし満足できないのであれば、たとえ千年生きたとしても、一夜の夢と何ら変わりがない

・ 長生きをすれば、恥は多くなっていく

・ 40歳になる前に死ぬのが無難だろう

【第38段】

・ 名誉と利益にとらわれて、一生をもがき苦しむのは愚かなことだ

・ 財産はトラブルの原因となり、いづれは身を亡ぼすこととなる

・ 金や宝はいっそ捨ててしまった方が良い

・ 自分の名誉を後世に残したとしても、それが優れた人物だったということにはならない

・ 名を賞賛し、いい伝えていってくれる人もやがては死ぬ

・ 誰に対し褒められ、誰に対し知られることを望むというのか

・ 迷いのあるうちは、名誉も利益も追い求めるべきではない

【第108段】

・ 少しの時間でも、絶えず精進(しょうじん)を続けるべきだ

・ これをしないのは、時間の重要性を理解していないのか、理解できないほどに愚かなのだろう

・ たとえ少しの時間でも、その瞬間の積み重ねが人を大きく成長させるものだ

・ 今ある ”今日” という日と、明日死ぬことが決まっている ”今日” という日に一体どんな違いがあるのだろう

・ 時間を浪費し、ただ無為に過ごすことは愚かであり、死人と何ら変わりがないのでる

【第137段】

・ 桜は満開のときを、月は満月だけを愛でるものだろうか

・ 家にこもって春の終わりを感じ、雲に隠れた月を思ったとしても、それはそれで趣深いものである

・ この世のすべては、始まりと終わりにこそ趣がある

・ 桜も月も、盛りを見て愛でるだけのものではない

・ 心の中で想像するだけで情緒があるというものだ

 

以上、「徒然草/兼好法師の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】」でした!

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徒然草/兼好法師【読書感想文・解説】

 

ここからは、ごく簡単に「徒然草/兼好法師【読書感想文・解説】」についてまとめておきます。

 

「徒然草/兼好法師」は

人生の教科書

といわれるほどに高く評価されていて、243段まである章では

”教訓” や ”人生哲学”

が多く含まれています。

 

冒頭の「つれづれなるままにひぐらし…」という文は非常に有名ですが、

つれづれ = 何もすることがなく、退屈な状態

という意味なので

徒然草 = 退屈しのぎの本(ヒマつぶしの本)

といった意味になります。

 

しかし、タイトルの適当さとは大きく違って、

「徒然草」には優れた自然観や恋愛観、また痛烈な人生批判などが収録されています

 

とくに有名なのは【第7段】の人生観で

長生きしてもろくなことがないから、1日1日を大切にして、生に執着するのはやめるべきだ

と論じています。

 

ただ、”40歳の手前くらいで死ぬのがちょうどいい” と兼好法師自ら言ってはいますが、

当の本人は70歳くらいまで生きています。

 

しかし、そのおかげで「徒然草」や「兼好法師集」などが発表されることとなったので、

長生きするものですよね(笑)

 

「徒然草/兼好法師」の原文はかなりの古典知識がないと読めたものではないので、

現代語訳で読むことをおススメします(できれば原文と口語訳が一体のものを!)

 

段落自体は243もありますが、多くは数分もかからず読める短い文章なので、

タイトル通り、ちょっとしたヒマつぶしに最適ですよ。

 

以上、『徒然草/兼好法師の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】』でした!

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

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