今回は『方丈記/鴨長明のあらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説』として
2分ほどで読めるように
”わかりやすく・簡単に” まとめていきます!
方丈記/鴨長明【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】
方丈記/鴨長明【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】
さっそく「方丈記/鴨長明【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】」スタート!
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方丈記/鴨長明【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】
ゆく河(かわ)の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず
(河の流れは絶えることがなく、一見同じ水のように見えるが、一瞬たりとて同じ水ではない)
・ 流れていく水の泡も、一見同じように見えるが、実際には消えたり生まれたりを繰り返している
・ この世の人や住居も似たようなものだ
・ 朝に死ぬ人がいれば、夕方に生まれてくる人がいる
・ 大勢の人間がいても、ずっと同じ場所にとどまっているのはごくわずかだ
・ はかない人生を過ごすだけの住まいに何を求めるというのか
・ 安元(あんげん)3年(1177年)、都は激しい炎につつまれた
・ 都の3分の1が焼け、馬や牛などは数えきれないほど死んだ
・ またある時には、巨大な地震が京都を襲った
・ 土は裂け、あらゆる建物が崩れ落ちた
・ こんな危険な土地に、苦労して貯めたお金をつぎ込み住まうなど大変愚かなことだろう
・ しかし、だからといってどこに住み、どういう仕事をすべきか簡単には答えが出てこない
・ 私は50で出家し、60を前に自らの余生を過ごす庵(いおり:簡易住居)をつくった
・ 場所は日野の山奥、広さは1寸四方(約3cm2=方丈)とした
・ 私はこの閑静な暮らしを気に入っている
・ おそらくこの住まいに執着することは、仏の道に反するのだろう
・ 私の一生はまもなく終わる
・ 自らに問うてみた
・ 俗世を離れたのは修行のためではなかったのか、それならばなぜ心は汚れたままなのか
・ 私の心は答えられず、ただ南無阿弥陀仏と2、3回唱えただけだった
・ 建暦2年(1212年)、庵にてこれを記す
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以上、「方丈記/鴨長明の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】」でした!
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方丈記/鴨長明【読書感想文・解説】
ここからは、ごく簡単に「方丈記/鴨長明【読書感想文・解説】」についてまとめておきます。
「方丈記」のタイトルは
作者が晩年を過ごした【庵】の大きさ
に由来します。
1寸(今でいう3cm)四方を「方丈」といって、そこで「記された」ので ”方丈記” ですね。
作者は有名な
鴨長明
で、彼は
下鴨(しもがも)神社の禰宜(ねぎ:神主の下の役職)の次男
として生まれ、本来は禰宜の役職を継ぐ立場にありました。
しかし、実際には禰宜にはなれず、その事実に絶望して50歳のときに出家しています。
その後、簡素な庵をつくり、仏の修行をしながら余生を過ごしました。
鴨長明が生きた平安末期~鎌倉時代というのは
大きな戦(保元・平治の乱)
大火災
大地震
飢饉
など混乱が続く時代で、鴨長明自身も
人生のはかなさ、無常観
を痛感し
極楽往生(浄土教)
に憧れていました。
そういった人生を経て、「方丈記」という
”どう生きるべきか” を模索した文学
が誕生したのですね。
今回は【あらすじ】でざっくりとまとめてしまいましたが、興味のある方はぜひ「方丈記」を全文読んでみてください。
原作はかなり読みづらいので、現代語訳の方がおススメです。
大きめの本屋さんには必ずおいてあると思うので、長期休暇などを利用して「生き方」について考えてみませんか?
以上、『方丈記/鴨長明の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】』でした!
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
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