枕草子/清少納言【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】

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今回は『枕草子/清少納言のあらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説』として、

2分ほどで読めるように ”わかりやすく・簡単に” まとめていくので、天才女流の美的感覚をどうぞお楽しみください!

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枕草子/清少納言【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】

枕草子/清少納言【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】

 

さっそく「枕草子/清少納言の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】」スタート!

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枕草子/清少納言【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】

春はあけぼの(第1段)

・ 春は明け方がいい

・ 少しずつ周囲が白くなってきて、山頂が明るくなり、紫がかった雲がたなびいているさまはとてもいい

・ 夏は夜がいい

・ 月が出ていればなおよく、ホタルが飛び交っている様子も、雨が降るのも趣がある

・ 秋は夕暮れがいい

・ 夕暮れにカラスがねぐらに帰るさまや、夜の風の音、虫の音の美しさは趣がある

・ 冬は早朝がいい

・ 雪の降り積もった景色、霜で真っ白になる様子もすばらしい

虫(第43段)

・ 虫は鈴虫。ひぐらし。蝶。松虫。こおろぎ。きりぎりす。…

・ 親を呼ぶかのように、弱弱しく心細そうに鳴く様はなんともいじらしい

・ ハエは可愛げがない

・ わざわざ相手にするほどの大きさではないが、いろいろなものにとまって憎たらしい

・ 夏虫はたいへん可愛らしい

・ 読書をしていると、本の上に飛んできて歩いている様はおもしろい

うつくしきもの(第151段)

・ 可愛らしいもの

・ 瓜(うり)に書いた赤ん坊の顔

・ 小さい子供がちり紙を見つけて、可愛らしい指でつまんで大人に見せている様子

・ 幼児と遊んでいたら、そのまましがみついて寝てしまった様子

・ 鳥の雛が、ぴよぴよと人の側をついて歩いている様子

悪口(第255段)

・ 人の悪口を言っていると怒る人がいるけれど、困ったものだ

・ 悪口はどうしてもいいたくなってしまう

・ ただ、本人の耳に届くと恨まれることもあって、こちらも困ってしまう

・ 相手によっては悪口を我慢することもあるけれども、そうでなければ笑いものにしてしまうでしょう

 

以上、「枕草子/清少納言の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約】」でした!

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枕草子/清少納言【読書感想文・解説】

 

ここからは、ごく簡単に「枕草子/清少納言【読書感想文・解説】」についてまとめておきます。

 

「枕草子」はご存じのように

日本で一番古い随筆文学(自分の体験や感想をそのまま書いたもの)

で、作者はかの有名な

清少納言

です。

 

清少納言は「一条天皇」の妻である「定子(ていし)」に仕えていて、

天皇のもう一人の妻である「彰子(しょうし)」に仕えていたのが、源氏物語で有名な

紫式部

です。

 

清少納言と紫式部は

仲が悪かった…?

と誤解されがちですが、実際には二人が宮仕えしていた時期は異なるので、面識はなかったと考えらます

 

ただ紫式部の方が、日記の中で一方的に「清少納言大っ嫌い」という表現をしているので、

不仲説が取り上げられているのですね(笑)

 

清少納言本人について少し説明すると、父親もひいおじいさんも超有名な歌人であったため、

小さい頃から文学に親しんでいたようです。

 

そのため、清少納言は高い教養を身につけ、知性的・客観的に風景をとらえる特徴があります

 

また、和歌の才能も抜群で、現代に残っている「百人一首」にも

夜をこめて 鳥の空音(そらね)は 謀(はか)るとも よに逢坂(あふさか)の 関は許(ゆる)さじ

(夜中のうちに 鶏(ニワトリ)のまねをして夜明けだとだまそうとしても 私たちの間にある逢坂の関を越えることは許されません:あなとと男女の関係をもつことはありません)

という歌が残っているほどです。

 

今回ご紹介した「あらすじ」では、清少納言の ”情景表現の美しさ” にスポットを当てましたが、

約300段ある題目のなかには「憎たらしいもの」や「うっとおしいもの」といった、

嫌なことをズバッと一刀両断している話も多く存在します

 

ただ、不思議なことに嫌味な感じはまったくせず、

”しつこい客” や ”うるさい子供”、”蚊の飛ぶ音” など、確かにそうだと共感するものが多い印象を受けます。

 

「枕草子/清少納言」は原文だと、古文が苦手な方には難しく感じるかもしれないので、

現代語訳で読むことをおススメします

 

”300段” とはいっても、ほとんどが短い文章なので、2時間もあれば全文を一読できるのではないかと思います。

 

以上、『枕草子/清少納言の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】』でした!

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

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